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2010年度

1月定例会報告

DSCN1770.JPG 1月24日(日)に開催しました「1月定例会」には、現役メンバー、シニアメンバー合わせて60名ものご参加を頂きました。
 基調講演においては、テレビ・雑誌等にも多数ご出演されていて、日本で一番顔の売れている米屋さんである、株式会社スズノブの西島豊造氏に「米穀業界が生き残るためには」というテーマでご講演を頂きました。
 講演の内容を要約すると、現在インターネットを通じてお取り寄せグルメの販売がものすごい勢いで増えており、お米も例外ではなく流通業者を通さずに産直販売が急激に増えていて弊害も多い事、またスーパーはもちろん百貨店でも米の特売が増えており、利益を圧迫しているという事でした。そういう状況が続いていけば過当競争となり、体力のない産地や米屋から潰れていく・・・。そのような状況を打破するには産地のブランド化をしなければ将来が無いとの事。今までのブランド化というのは産地+地域+品種+生産者+栽培+安全で良かったが、これからはそれらに特徴(しっとり・ふっくらなど)+提案(合う料理・炊き方・研ぎ方など)と、消費者が買いたくなるようなストーリーが必要であるとの事でした。そのDSCN1787.JPGほか今までご自身が行ってきたブランド化の事例と現状についてお話をされました。同業者に対する講演とあって、内容は厳しく、耳の痛くなるようなお話でしたが、私にとっては気づきが多い内容でした。掻い摘んで書きましたので、もっと詳しく内容をお知りになりたい方は私が資料のデータを持っておりますので、ご一報下さったらお渡しします。
 最後になりますが、25周年目最初の定例会に沢山のメンバー様にご参加頂き、幸先のいいスタートが切れる事ができました。ありがとうございました。

米穀流通経済委員会委員長  増田弘志