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コラム「説く盛りどんぶり」 70杯目

リセット

人間は生物の世界で唯一「時間軸」を持っています。未来に夢を託し、過去を反省する能力を授けられています。
これは、最大の特徴であり、能力なのですが、使い方を間違えると、かえって不幸になってしまいます。
どういうことかと言えば、未来を悲観し、過去を嘆くことになってしまうからです。取り返すことができない過去はどんなに嘆いても帰ってきません。
未来は、まだ訪れていなのに悲観しても、何の解決にもなりません。
これだけ変化が激しい時代は、振り回されるか、変化を楽しむという心境に持っていくかで、大きな開きがありますね。
ここで、筆者がお勧めしたいのは、自分の人生を一度「リセット」することです。
過去との決別を意識して行います。生きていながら、生まれ変わる自分ですから人生を二度楽しむことができます。
人生には大きな転機が何度か訪れるはずです。
大きければ大きいほど生まれ変わるチャンスでもあるのです。
そう考えると、人生楽しくなってきませんか?
相田みつをさんの詩に「幸せはすべて自分の心のなかにある」という作品があります。
起きてしまったことにも、自分に原因がある場合もあるし、他人に陥れられたこと、騙されたこともあるかもしれません。又、事故や病気のこともあるでしょう。
いつからでも、やり直しは可能です。
騙されたって、騙すよりは良いという捉え方もできるし、要は考え方、心のありようだと思うのです。
万物の霊長として、一番高度な能力を授かっていて、最も疎かにしがちなことは「今を生きる」ことではないでしょうか。
もちろん筆者がいつも真剣に生きているわけではありません。怠け者で、出来るだけ楽して儲けたいと思っています。それでも、一日24時間の内、たった2時間か3時間は集中して仕事するようにしています。

みのる

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