日本青年会議所米穀部会ウェブサイト

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部会長所信

部会長所信

第30代部会長 白野 智久
(一般社団法人)燕三条青年会議所

 この度、2015年度の日本青年会議所米穀部会予定者、北信越地区新潟ブロック一般社団法人燕三条青年会議所の白野智久と申します。
この日本青年会議所米穀部会は、設立から30年という大きな節目を迎えます。この30年間、日本の経済環境そして農業環境は目まぐるしく変化しました。1980年代はバブル経済に湧き、その後終焉を迎えてからは長きに渡る不景気を経験しました。その間にも経済のグローバル化は進み、さらにインターネットの登場によりそのスピードは増し、「ヒト・モノ・カネ」の流れは世界規模で流動しています。特に、インターネットはネットショップや産直、さらには輸出入など経済、流通の概念を変えました。現在では、ソーシャルネットワークや更なるIT化により、今もなお、変化し続けています。
農業環境においても、長きに渡る食管法がなくなり、さらには減反政策の見直しや米価維持政策から生産者への直接支払い政策への転換と農業政策も大きく変化しました。また、お米の消費量は毎年低下しており、農業人口も減っていく中で米穀業界は今までにない混沌した環境下に置かれています。
30年前の当時、米穀部会の設立にあたり河村先輩、曽宇先輩、中山先輩が発起人代表となりこのような一文を残しています。「私たち、青年会議所運動の基盤は、それぞれの企業であることは言うまでもありませんが、「米穀業の新しいあり方」を探るため、全国のメンバーの結集をもって、業界内の情報交換並びに交流をさらに深め、よりよい人間関係の樹立を願うとともに、青年としての情熱をもって、果敢に行動したいと考えます。」30年経った今、この一文は米穀部会の使命としてより重いものになっているのではないでしょうか。経済環境も農業環境も大きく変化した今こそ全国のメンバーの結集をもって「米穀業の新しいあり方」を探る必要があります。
幸いにも米穀部会は、多くのメンバーに恵まれています。また、各米穀青年団体とは毎年行ってきた合同講演会をきっかけに交流を深めてまいりました。今後は「米穀業の新しいあり方」を探求する仲間として交流をさらに深め、互いに切磋琢磨しあうものにしていこうと考えています。
最後に、米穀部会が設立30周年という大きな節目を迎えられたことは設立から今日まで米穀部会の想いをつなげ続けていただいたメンバー全員の功績であり、運営にご協力いただいた関係者皆様の支えによるものです。2015年度は設立当時の思いをしっかりと心に刻み、メンバー全員で30周年の節目を喜び、米穀部会の未来へ向けて良いスタートとなる一年になるようメンバー一丸となって青年としての情熱をもって、果敢に行動して行きましょう!



シニア会長挨拶

シニア会長挨拶

シニア会長  片山 芳考
(一社)岡山青年会議所

前年に引続きシニア会長を留任させて頂く事となりました。副会長には福島県郡山JCの飯島成一さんと新潟県白根JCの高木廣俊さん、ご両人にも留任をお願いしております。

3.11の東日本大震災以降、米価は暴騰、暴落と目まぐるしく動き、まるで東京スカイツリーの超高速エレベーターのように目が回り全く落ち着きません。また米を取り巻く環境も時々刻々変化しております。      
ダーウィンの進化論に「生き残ることができるのは最強の種でもなく、知性の高い種でもない。最も変化に適応できる種が行き残るのだ」と言う言葉があるそうです。現役メンバーもシニア会員も積極的に部会のイベント・勉強会に参加して頂き情報を交換し、知恵を出し合ってこの難局を乗切りたいと存じます。
特に本年は部会設立30周年の節目の年であり7月には記念式典が挙行されます。30周年記念事業への現役・シニア会員各位の多大なご協力と、式典への大勢の参加をお願いいたします。

最後にもう一言。シニア会長の人選について、昨年皆様にご承認いただきましたように「部会長経験者であってもシニア会長に就任することができる」というルールを作らせて頂きました。部会長経験者の方はご理解の上よろしくお願い申し上げます。

それでは7月には是非多くのメンバーで旨酒を酌み交わしましょう!
ありがとうございました。